私の第二の故郷
私は高校卒業後に、アメリカに4年間留学しました。
アメリカのど真ん中に位置する
オクラホマ州のエドモンドで大学時代を過ごしました。
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大学を中心に栄えている小さな町でしたが、
町並みは非常に美しくて、
クリスチャンが大変多く、毎週日曜日の朝は、
みんなで教会に行くことが当たり前のようなところでした。
治安もよく、街の人達もみんな優しくて、
勉強に励むには最適な場所だったように感じます。
田舎のため、ロサンゼルスやニューヨークに比べると
娯楽は極端に少ないですが、
アメリカの広大な自然やのびのびした雰囲気を
楽しみたい人には良い環境だと思います。
私にとって、エドモンドは第二の故郷です。
私が、親元から離れ、一人で生活し、
数え切れないほどの初めてをこの地で経験しました。
海外との出会いから、留学を決断するまで
私は、幼少期より海外に興味がありました。
小学生の時、地元の新聞社が企画したグアムで行う
子供だけのサマーキャンプに参加しました。
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私には2つ年下の弟がいるのですが、
その弟が非常に人見知りだったため、
心配した両親がこのキャンプに弟を参加させることを提案しました。
しかし、さすがに一人で参加させることを不安に思ったようで、
私も一緒に参加することになりました。
私も弟も、まだ小学生だったため、
親元を離れ、海外に行くことは不安でしたが、
あちらこちらから、いろんな子どもたちが参加しているので、
一旦打ち解けてしまえば、
不安に思っていたことなんてすっかり忘れていました。
昼は、シュノーケリングやバナナボートを楽しみ、
夜はバーベキューやキャンプファイヤーで盛り上がり、
あっという間の数日間でした。
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途中、テントにイグアナが侵入するなんて、
ハプニングもありましたが、
今となってはいい思い出です。
その後、グアムから帰国し、
通常の生活に戻りますが、
また海外に行きたい気持ちが
どんどん膨らんでいきました。
2年後、中学生になって、
今度はカナダに2週間ホームスティする機会を得ました。
ホームスティ先は、カナダのバンクーバーです。
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バンクーバーは、街中が自然に囲まれていて、
真夏でも、朝は少しひんやりするほど涼しくて、
空気がとても澄んでいるとても綺麗な場所でした。
バンクーバーに到着した瞬間、
息を飲むほどの町並みの美しさに度肝を抜かれました。
あちらこちらに、トーテムポールが立っており、
初めて目にするそれらに圧倒されるばかりでした。
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ホームステイ先では、自分と同じ年頃のホストブラザーに
折り紙やお手玉を教えてあげたりして過ごしました。
また、町並みを観光したりして、
観光名物の蒸気時計を見たりしました。
グアムやカナダを旅行したことで、
私の海外に対するあこがれは、ますます強くなりました。
その後、高校に進学し、
担任の先生と進路については話しているときに
留学という選択肢が、私の脳裏をよぎりました。
でも、両親には言い出しづらく、特に何も言わずにいたんですが、
ある日、母親が海外の大学に行きたいなら、行けば?って
私の気持ちを察っしたかのように言ってくれたことが、
キッカケで留学を決意しました。
留学を決断してから、渡米するまで
留学を決意してからは、ひたすら英語の勉強を行いました。
TOEFLの勉強、NOVAに通い、英会話の練習に没頭しました。
文法に関しては、留学生の間では有名な
下記の文法書を何度も何度も繰り返し読みました。
渡米してからの生活
ルームメイト編
渡米後、最初の1年間は寮で生活をし、
2人部屋で、ルームメイトはもちろんアメリカ人でした。
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何度かルームメイトが変更になったのですが、
どのルームメイトも非常にキャラが濃い人達ばかりでした。
最初のルームメイトは、明るくて、
少しぽっちゃり体型の白人の女の子でした。
優しくて気さくな子でしたが、
毎晩寮に彼氏を連れ込み、なぜか同じ部屋で、
私とルームメイトとその彼氏の3人で寝る状況になっていました。
ただ横で寝ているだけならいいんですが、年頃の男女二人が一つのベッドで寝ていれば、ただ寝るだけとはいかず、何度も気まずい夜を過ごす羽目になりました。
ある時、勇気を振り絞って、ルームメイトに
彼氏を夜部屋に連れ込まないように
お願いしてみたところ、
あっさり了解してくれて、ホッとしたのもつかの間、
その夜、部屋に戻るとルームメイトが、
彼女の友達に、私に彼氏を部屋に連れまないでと言われたと
泣きながら電話で話していました。
その時、生まれ育った環境が違うというのは、
なかなか難しいなと感じました。
日本人同士なら、相手のルームメイトが気を使うから、
彼氏を部屋に入れるのは少し控えようとか考えそうだけど、
アメリカではそうではないらしい。
やはり、日本から来ている以上、アメリカの文化を尊重し、
可能な限り受け入れる努力が必要だなと痛切に感じた出来事でした。
その後、そのルームメイトは、他の部屋に移って行き、
私は新しいルームメイトを迎えることとなりました。
今度は、黒人のルームメイトでした。
パッと見た感じは、普通な感じでしたが、
彼女もなかなかキャラの濃い女の子でした。
ある日、ルーメイトが部屋で泣いていたので、
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何があったのか聞いたら、
彼氏が他の女の子を妊娠させてしまったと話してくれました。
田舎から出てきた私には、あまりにも刺激的な話しすぎて、
一瞬頭が真っ白になりました。
その日は一生懸命ルームメイトを励ましていたのですが、
翌日、更に驚くべき事件が発生しました。
昨日、あんなに泣いていたルームメイトが
新しい彼氏を部屋に連れてきて、私に紹介してきたのです。
『私の新しい彼氏よ。仲良くしてね♡』
一瞬、聞こえてきた言葉が、信じられませんでした。
これは、聞き間違いに違いない、、、
心の中で、そう思いました。
Part2 寮生活編に続く
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